早稲田大学カヌークラブblog.

--年--月--日

■スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008年09月28日

■ユーコン漂流 by八海山
ユーコン川ソロツアーについて記録を残してみようと思います。
個人的な話で申し訳ないんですが、ユーコンに興味がある御嶽人の参考にでもなれば幸いです。
疲れたし長いのでとりあえず3日目まで。残りはそのうち書きます。

■8/22
成田からバンクーバーへ。
入国審査でどこに泊まるのかと聞かれ、決まっていないと答えると早口で文句のような事をまくし立てられたが聞き取れずにアウアウアーとなった。税関申告書に大きく「Lang」の文字を書かれてなんとか通過。「lang」って多分、「英語のできない頭の弱い子」って意味だと思う。
税関では見事に引っかかり、奥の部屋に通される。
20キロあるザックの中身を調べられ、いちいち「これは何?」「これは何?」と仔細を尋ねられ何とか解放される。

DSCF8311.jpg  DSCF8288.jpg
ダウンタウンといかにもなユースホステル パイプ剥き出し

バンクーバーのダウンタウンで海を眺めているとアザラシが現れて驚かされた。ここは北の海なのである。
ユースを探し一泊。一泊20ドル。同室のオーストラリア人に親切にされる。オーストラリア人は「today」を「トダイ」と発音するって聞いていたけど本当だった。
「today is Monday」はオーストラリア人に言わせれば「トダイ is マンダイ」となり、「東大は問題である」となるという課長バカ一代のネタを思い出した。

---------------------------------------------
・バンクーバー
ホワイトホースへの直行便は無いのでバンクーバーへは必ず立ち寄る事となる。今回、予定を組むのが遅すぎて成田-バンクーバー間はJALで取ったんですがはっきり行って割高。成田-バンクーバーのAir Canadaの格安航空券は早々に売切れてしまうので、航空券は早めに買うべき。都合とか予定なんて後からどうにでもなるさ。どうにでもなるのが人生さ。
バンクーバーはヴィクトリア島やヌーディストビーチなど見所も多く、シアトルからも近いので旅程に余裕を持たせて観光するのも多いに楽しめる事でしょう。

・税関
また、カナダの税関は肉製品などの食料品の持ち込みについて特に厳しい、という話を聞いていたのですが私がダメもとで持っていたマルチャンのガーリックライスの素、スパイスライスの素などのインスタント食品は一瞥でスルーされました。取り越し苦労か、はたまた運が良かったのかは解りませんが、持込に関しては自己責任という事で。


■8/23
早朝、バンクーバーからホワイトホースへの飛行機に乗る。
ホワイトホース空港に着くと、現地のアウトフィッター、KLONDIKE CANOEING RENTALSのアツシさんが車で迎えに来てくれていた。空港からダウンタウンまでは車で15分ほどの距離だがザックを背負って歩ける距離では無いのですごく助かった。ちなみにタクシーだと15ドルほど。
最初は市街地から少し離れたキャンプ場に泊まるつもりでいたが、ダウンタウンでの買出しを考え、アツシさんの計らいで市街地にあるユースホステル、「Hide on Jeckell」に泊まる事になった。一泊25ドル。

DSCF8330.jpg  DSCF8654.jpg
閑散としたホワイトホース市内 予想以上には栄えていた

チェックインを済ませた後、アツシさんの車で買出しに連れて行ってもらった。スーパーにて米や缶詰、ミネラルウォーターやウィンナー、缶詰、インスタント食品などを大量購入。酒屋でユーコンの地ビールをしこたま、ホームセンターで蚊取り線香やプラスチックをも溶かすという虫除けスプレー、11ドルの安物の長靴を、アウトドアショップでガスカートリッジを、Up Northというカヌー屋で川地図を購入。

この日の夕食はユースにいたおっさんと共にボストンピザというレストランで済ませる。カナディアンドラフトが既に疲れていた体に良く染みて本当にうまかった。そしてボストンピザの店員の胸の開けた制服が目にまぶしい。私はこの辺りから早くもカナダの虜になりつつあった。

---------------------------------------------
・航空会社
ホワイトホースへの飛行機の航空会社はAir North。カナダ国内のローカル線を手がける非常にこじんまりとした航空会社。笑いながら機内放送するし、CAが客と談笑しながら飲み物配ってる。たった2時間のフライトでも機内食を配る事に驚く。とても感じの良い会社だった。日本の代理店は扱っていないようだが、Air Canadaより安いしお勧め。web上で英語と格闘しながら予約してください。

・ホワイトホース
ホワイトホースはユーコン川の上流に位置する、ゴールドラッシュに際して生まれ発展した街。ユーコン準州の州都であり、人口約2万人ほど。ユーコン準州の人口の3/2を集める。
スーパーもアウトドアショップもホームセンターも酒屋もあるので手ぶらで来ても何とかなる。ちなみにアダルトショップまである。日本とは異なり、アウトドア製品がとにかく安いので(MSRのドラゴンフライが120ドル、ハバハバが250ドル、ノースフェイスのトレッキングシューズが60ドル!!)、ホントこっちで揃えるのも一興ですね。日本の代理店がどれだけピンハネしてるのかがよく解りました。また、ホームセンターやウォールマートの釣り具の品揃えが尋常ではないのでわざわざ日本でコンパクトロッドを買っていく必要も無いです。私はダイワのパックロッドを買って行きましたが、飛行機内で折れはしまいかと不安でたまりませんでした。但しさすがカナダ、「大きいという事は良い事だ」精神の表れか、売ってるルアーがどれもでかすぎる。ルアーは日本で購入していくのがベターだと思う。

・カヌー屋
ホワイトホース市内でカヌーレンタルを行っている店は自分の知る限り、クロンダイクカヌーレンタルス、Canoe People、Up Northの3店。1日当りの値段が最も安いのがクロンダイク~で、日本人のアツシさんが1人で切りもっている小さな店なので安心できる。Canoe Peopleにも日本人スタッフがいるとの事だが(野田さんの本や水曜どうでしょうで有名な熊谷さんはもう居ないらしい)、「日本語でどうぞ!」という問い合わせ先にメールしても未だ返信が無い。忙しいのだろうししょうがいないけれども。

・川地図
ホワイトホースから目的地までのものをUp Northで15ドルくらいで購入。何故かCanoe Peopleでは同じものが18ドルで売られていた。ユーコン川流域に点在する各種キャンプサイト(good camp、potential camp、fare camp etc)や、流木の溜まる地点、崖が切り取られている地点、流れの速い地点などが仔細に書き込まれている。必携品。

・インスタントラーメン
出前一丁やサッポロ一番、その他各種製品が売ってる。一食分80セントくらい。ユーコンで食べるSAPPORO ICHIBANもなかなかだったけれど、うまかったのは韓国製の牛肉味のインスタントラーメン。やるな韓国。

■8/24
前日の打合せ通り、10時ちょうどにアツシさんが迎えに来てくれる。ホステルからスタート地点までは車で3分ほど。その後、昨日の買出しでガス缶を1つしか買わなかった事が不安で、アツシさんに頼んでアウトドアショップに寄ってもらった。アツシさんはここでセールにかかっていたノースフェイスのシューズを購入していた。40ドルは安すぎる、自分も欲しかった。アツシさんに「買うなら今のうちですよ」と言われたが時間も惜しかったので出発する事にした。後述するが、これが後で死ぬ程後悔する事になる。
シーカヤックのハッチに荷物を積み込み、レンタル代の精算をした後、「もし死んでもあなたの会社を訴えたりしませんよ」という請求権棄却の契約書にサインをし、出艇。

DSCF8353.jpg
長靴ってすごいメタルだと思う

ユーコンの流れは冗談抜きで速い。千歳川、万水川辺りよりも速い。日本の洪水時の川のように、大量の水が滔々と流れている感じだ。すぐに市街地を抜け、氷河が切り開いたカットバンクと呼ばれる断崖絶壁の地形の中を流されていく。そこにあるものは本物のウィルダネスで、見渡す限りに人工物が一切無い。高校の頃から夢見ていたユーコン!と高揚感に浸りながら木に止まっている白頭ワシに見とれていると雨が降り出した。日本で言うドシャ降りレベルの雨の中、黙々とフネを漕ぐ。雨脚は依然強く、レイクラバージュの手前にあるテントサイトを目指し、とりあえず今日はここにテントを張る事にした。

DSCF8360.jpg  DSCF8363.jpg
ただただ雄大なユーコン

出発して3~4時間は経った頃だろうか、テントサイトにたどり着いて火を起こそうにも雨はまだ降り続いている。叡智を絞りバーナーを持ち出したり日本から持ってきた沢木耕太郎の深夜特急第一巻を1冊燃やすなどあれやこれやと試すものの、雨に濡れたスプルースの枝や薪には火がつかず失敗に終わる。火起こしは諦め、テントを立てて中で着替え、テントの前室でお湯を沸かしラーメンを食べてさっさと寝る。なかなか幸先の悪いスタートだった。

テントの中で吐く息が白い。雨は未だ降り続いている。
ユーコン川、過酷。実に過酷。

[走行距離 35キロ]

---------------------------------------------
・カヤックかカヌーか
今回自分が漕いだコースには50kmを越えるレイクラバージュの存在があった為、シングルパドルのカヌーでは罰ゲームでしかないと思い少し高いがカヤックの方を借りた。シーカヤックの直進性にいたく感動した。但しカヤックの積載量は限界があり、泣く泣く積むビールや缶詰を減らさざるを得ないハメになった為に無尽蔵に荷物を積めるカヌーが羨ましかった。ユーコン川は基本的に流れが速く、レイクラバージュ以外ではカヌーもカヤックもさほど差は出ないので、テスリン川などレイクラバージュを通らないコースであればカヌーの方が絶対ベター。

・ベアスプレー
買うと50ドル近くする上に機内持込できないので借りるのが正解。正直な感想として使う機会はほとんどないと思われるので保険の意味でレンタル代を支払うべき。

・防水バッグ
クロンダイク~で借りられる物の他、筑波OB大場さんから頂いたシールラインの20リットル防水バッグが非常に役に立った。というかこれを持っていかなかったら途方にくれていた。必須。カヤックの場合、その他に5リットル程の小物入れ程度の防水バッグにカメラなどを入れ、足元に置いておくと便利だと思う。

■コメント

■ [yuki]

八海山おかえりぃー
ユーコンはカナダんとこずっと下ってたん??
こんど詳しく教えてなぁ☆

■ノースフェイス [ノースフェイス]

1996年にthe north face アウトレットは、新しいTekwareシリーズが誕生しました。その革新的な素材とデザインをもって、ノースフェイスがアメリカの5Aクラスのレベルのアウトドア•アドベンチャーの会社になります。

■コメントの投稿

<< 小笠原ツアー | Blog TOP | これから・・・ >>

profile

wasedacanoeclub

早稲田大学カヌークラブ
早稲田大学カヌークラブメンバーによるBlogです。本家サイトの方もよろしく!

search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。